エーザイ株式会社

社会環境整備

課題

エーザイは、医療の主役が患者様とそのご家族、生活者であることを明確に認識し、そのベネフィット向上を通じてビジネスを遂行することを企業理念に掲げています。この理念を一言に集約したものを「hhc(ヒューマン・ヘルスケア)理念」と呼んでいます。社員一人ひとりが患者様の傍らに寄り添い、患者様の目線でものを考え、言葉にならない想いを感じ取ることが重要であると考え、すべての社員に就業時間の1%を患者様とともに過ごすことを推奨しています。

この取り組みにより、毎年300以上のhhc活動がグローバルで展開されており、エーザイ・ジャパンでは、ビジネスの1%を患者様とともに過ごすことを目的に、医療現場などに出向き、患者様などと共体験を得るための場を創出する企画が「真実を知る共同化研修」であります。本研修で「感じたこと」「気づいたこと」を自らの言葉で表現し、自分にとってのhhcを語り、担当する地域での課題解決に向けて具体的取り組みにつなげていきたいと考えております。

この度、エイザイ株式会社 広島統括部員が参加される社員研修「真実を知るhcc共同化等研修」においててんかんをテーマにした講演を依頼されました。

支援内容

「真実を知るhhc共同化等研修」に重症心身障害児で日常的にてんかん発作があるお子さんを育てている保護者を講師として派遣し、 『重症心身障害児におけるてんかん発作に知っていただきたいこと・診療に至る経緯・日常の治療や生活上での悩み事、ちょっとした不安ごと』

という内容で講義をした後、参加者からの質疑応答にお答えしました。 お子さんの成長課程に添って、てんかん発作の治療に投薬だけでなく手術や食事療法も加え向き合ってきた当事者の話は参加された社員の皆様の心に響いたものとなりました。 質疑応答の時間では、時間いっぱいまで薬に関する事だけでなく日常生活についての質問もされ社員の皆様の熱意が伝わる研修となりました。